くぼの詰将棋

タイトルは怒られたら変えますw

とある作品の改作図の改作図1

前々回出題した詰将棋に対して三輪勝昭氏より改作図を頂いたので紹介します。

尚、出題図の解答については前回のエントリーで。

miwa01.jpg

12歩、21玉、22歩、31玉、32歩、41玉、42歩、51玉、52歩、61玉、62歩、71玉、72歩、81玉、82歩、91玉、83と左、95竜、81歩成、同玉、71歩成、イ 同玉、61歩成、ロ 同玉、51歩成、ハ 同玉、41歩成、ニ 同玉、31歩成、ホ 同玉、21歩成、同玉、11歩成、ヘ 同玉、44角、21玉、22馬、迄25手詰


イ 91玉は35角、55合、88金、迄
ロ 81玉は71と、同玉(91玉は35角)、63と、35竜、72と、迄
ハ 71玉は63と、35竜、72と、迄
ニ 61玉は34馬、71玉、63と、35竜、72と、迄
ホ 51玉は41馬、61玉、52馬、71玉、63と、35竜、72と、迄
ヘ 31玉は13角成、迄


三輪勝昭(作者)「発表作改作の二つの歩を打って成捨てる感触が良かったので4歩にしたらと思って創った図面をコメントしました。
これは改良図と思ってコメントしたのではありません。単なる思い付きを図面にしただけです。
そこで更なる思い付きで、どうせなら最多の8歩連打成捨図をと思いました。
帰りの成捨てを同玉と取らせる機構が浮かばなかったので、一手一手変化を作りました。
それでも変化と配置は極力少なくを理想としました。
それは自分では理想通り出来たので、その意味では会心作です(笑)。
お笑い系の作品ですので下らないと思って頂ければ幸いです。

尚、元になった作品のテーマは飛の横移動なのにそれに気付かず、テーマを勘違いしていたのは恥ずかしいので内緒でお願いします。」


手順を並べれば狙いは一目瞭然、8歩連打~成捨てである。
この手の作品は往路の成立が比較的容易なのに対して、復路の成立が中々難しい。
なぜなら、往路は歩打に戻る手はないが、復路は歩成に対して取る手だけでなく逃げる手があるからだ。
本作が素晴らしいのは、その復路の変化処理がとてもシンプルになされている点だと思う。

往路は玉は淡々と左に逃げるほかない。72歩、82歩は取ることができるが、83と左以下簡単だ。
91玉まで追ったところで83と左と開き、95竜と竜をここに移動させる。
これが玉を91まで追った目的であり、あとは11まで玉を戻すことができれば44角が実現する。
ところが先述のように、復路では歩の成捨てに対して玉をかわす手がある。大丈夫なのか。
実は成捨てをかわすと、イ~ヘの変化手順のように、歩が消えた効果によって角の王手(変化手順中、太字で示した手)がかかるようになっていて、早詰になるのだ。
上手く角のラインが配置されているもので、結局ほとんどこの2枚の角のラインだけで復路の変化処理を成立させていることになる。
非常にシンプルで、作者が理想通りできたというのも頷ける。

しかし、気になるのは類作の有無。
自分は作例に詳しくはないのであまりはっきりとしたことは言えないのだが、8歩連打~成捨てというテーマでは恐らく多くの作品があると思う。
とてもシンプルにできているだけに、似たような変化処理の機構を持つ作品があったとしてもおかしくはない。
詳しい人があればご教示頂ければと思う。

ところで、自作のテーマは還元玉もそうと言えるかもしれないが、どちらかといえば飛車の蟹歩き。
三輪氏は勘違いしていて恥ずかしいと言われるが、それはむしろ自分の表現力が至らなかったということだろう。
テーマを伝えるのは難しい……。


もう一作三輪氏からは飛の蟹歩きのテーマを延長した改作図を頂いているが、それはまたエントリーを改めて紹介する。




[ 2014/02/05 09:00 ] 自作以外 | TB(0) | CM(0)
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