くぼの詰将棋

タイトルは怒られたら変えますw

Twitter詰将棋選手権⑩



三輪勝昭 作

44金、35玉、34金、同玉、A 37香、同龍、44金、35玉、26金、 同龍、27桂、同龍、34金、同玉、35香、同桂、44金、迄17手。

同玉は34金、35龍、27金、15玉、16香、迄。
A 35香は同龍で逃れ。また44金、35玉、26金は同玉、34金、37玉で逃れ。

評価数 17 誤無解・無評価 2+1
評点 4.94 [5 6 6 0 0 0]
順位 1


10作目の本作はあわや5点台という最高得点を叩き出し、堂々の優勝を飾りました。
基本的には5段階評価での評点で4.94点ですから、ただただ驚くほかありません。
さてそれでは、その素晴らしい手順を鑑賞しましょう。

初形で35が埋まっていれば44金迄の1手詰。これを実現することを目標にパズルのような手順が繰り広げられます。
まずは44金~34金でいかにも邪魔駒という35桂を消去。これで上(下?)からの攻めが可能になります。
次いで35香と行きたくなるのですが、すぐに行くと35同龍でこの龍が44に利いてきて逃れ。35を埋める前に35から龍の守備を外す必要があるようです。

そこで37香と打つのが妙手です。
同龍で全く意味がなさそうに見えるのですが、44金、35玉に26金!と放り込むのが継続の妙手。これを同玉と取った時34金に37玉と逃げられないのが先の37香の効果で、これは以下35合なら16金、15玉なら16香迄の詰みとなります。
仕方のない26同龍に、27桂と跳ね捨てるのが何とも気持ちのよい手で、一連の妙手の終着点です。このタイミングでなら26玉と逃げられず(26に龍を呼んだ効果)、27同龍となって35から龍の守備が外れます。
龍の守備を外したところで再度34金と捨て、同玉に漸く35香が実現。
同桂で35が埋まり、予定通り44金までの一手詰となります。

初手と最終手に加えて7手目にも44金が現れ、しかもそれらが物語のキーになる展開がとてもテーマ的。課題a(初手と最終手が同一)の満たし方として一つの理想と思います。
また課題作としては課題b,c(打った駒を後で捨てる/還元玉)についても満たしています。
しかし何より素晴らしいと思ったのは、37香~26金~27桂という絶妙の手順。この一連の手の感触が最高で、普通作としても秀作と思いました。優勝も当然でしょう。
おめでとうございます!何も出ませんけど(笑)


三輪勝昭(作者):
初手と最終手が同じと言う課題が面白いと思い創ってみました。 これだと還元玉に自然となりそうなので一緒にクリアする事にしました。

鈴川優希:
三度の44金とその間に挟まる捨駒が見事にマッチしている。三輪さん? 

有吉弘敏:

44金と捨駒を繰り返しながら局面を変えていく。美技。

divD:
44金〜34金捨ての繰り返しが面白い。

彼方:
2度にわたる44金~34金が肝心。


44金に言及した短評が多いのは、成功の証。

ぬ:
持駒がきれいに捌けるし、知恵の輪的な手順も面白い。理想的な手順です。

たちおか:
玉を上下させながら局面を進めていく楽しさ。

tsumegaeru:
よく出来た翻弄作。謎解きが楽しい。

千年回廊:
竜の翻弄がとても好きです好手順。

くろかず:
26金から27桂のコンビネーション、痺れました。

VAN:
うまく3つの課題を入れている。

桃燈:
緻密にできている。

そてつ:

小気味いい手順。

ゆーてん:
ここから諦めてソフトの力を借りましたw いやしかし、これはすごい! 時間かけて自力で解きたかった…。


勿体ない!いや、普段ソフトに頼りまくっているので人のことは言えませんね……。

河童生:
持駒は多いが再度の34金の開き王手の実現に向かって、その持駒を捨てて行く。解図して捨駒が多いと嬉しくなる、私だけかな?です。


捨駒が多いと嬉しくなるのはみんなそうでしょう。私もそうです。

オオサキ:
9手目11手目連続で捨てるのがリズムを崩しぎみ?


細かいところですが、ちょっとだけ勿体ない感じはありますか。
実戦で言えば一気に色々できるのはむしろお得なんですけどね(笑)

黄楊の輝き:
これはかなり面白い。好作です。ベテランの味。上位に入ること間違いなし。

名無し名人:

守備龍を無力化させるパズル。手の感触の良さはいかにも三輪さんらしい。優勝候補か。

作者予想、順位予想(?)ともに正解でした。お見事。
[ 2015/12/06 18:00 ] Twitter詰将棋選手権 | TB(0) | CM(0)
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