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くぼの詰将棋

ぼく(くぼ)の詰将棋ブログです

第5回裏短コン #5 「初めに21枚ありき」

COVID-19かどうかはわかりませんが、体調を崩してダウンしていました。
みなさんもお気をつけ下さい。


18位
近藤郷 「初めに21枚ありき」

uratan05_05.png

66飛、同玉、93角、67玉、76角、68玉、57角成、同玉、67飛、迄9手詰。

評価012345678910
人数024331234421

正解:38(1) 誤解:0 無解:0 無評価:0
評点:2.44
順位予想 1位:1 2位:- 3位:-
ベストタイトル投票:-


表の顔は本誌同人室担当。しかしその実態は、詰将棋有志の集う梁山泊、その主人である。
えび研ファイナルの中止は本当に残念だ。

初手から76角、68玉、57角とすると、同玉には67飛があるのだが、59玉と潜られて詰まない。
57角でなく57角成とできれば詰んでいるのだが……。

初手はいきなり66飛と捨ててしまうのが思い切った手。同玉に93角と据えるのがその狙いだ。
対して75合が利きそうだが、同角成、同玉に65飛で詰む。

こうして93角を据えてから76角と飛び出すのが好手。先の紛れと違い紐がついていないが、同玉には66飛がある。
先ほどと同様、68玉と躱すしかないが……

57角成!93角と据えておいた効果で57に角ではなく馬を捨てられる。これなら59玉には58馬迄一手詰だ。
そこで作意は57角成を同玉と取ることになり、67飛迄の詰め上がりとなる。

打捨てを成捨てにするため角を据えておく構想と、それぞれの手の味の良さが印象に残る好作。


作者
21枚の図、紛失してしまい、わからなくなってしまいました。笑
創作過程の図が残っていたので、添付します。
要するに、92角(83角の余詰有り)をやりたかったのです。
uratan05_05_01.png
★比べると、発表図はかなりすっきりしていますね。推敲は大事。

有吉弘敏
タイトルの意味が気になる。


タイトルの意味を考えたけどわからない。

津久井
タイトルの意味が分かりませんでした。

藤原俊雅
題意とテーマを汲み取れず。

米澤歩登
狙いとタイトルがよく分からない。

ほっと
タイトルは入玉規定に関係あり? あまりピンと来なかった。

ミーナ
ふつうの手筋ものっぽい。21枚ってなんだろ。

ルモ
タイトルの謎は21枚で21の初形曲詰から崩れた?

★とみなさんを悩ませたタイトルですが……

青木裕一
題意は手順を成立させた段階では21枚あったが、推敲の結果12枚になったということだろうか?大駒4枚あるし、余詰対策は結構大変かも。

tsumegaeru
豪快な手順で面白い。タイトルが最初意味不明だったのですが、原図が21枚だったということですね。

★ということでした。

奥鳥羽生
21枚の図も見たい。

★上に載せておきましたのでご確認ください。

竹中健一
21枚から推敲したならすごいです。

原田豪
初手76角が詰みそうで詰まないですね。

まゆしぃ
初手76角が意外と詰まなくてビックリ。作意では76角がタダ捨てになるのが良い感触。

遍々羅一
初手から76角,68玉,57角は59玉で逃れ。57に馬を持ってきたい。

NZ
初手76角の紛れにはまってしまい苦戦、57馬じゃないと59にトライされてしまうんですね。

keima82
暗算では解けず、駒を動かしましたが、かなりの時間がかかりました。中でもハマったのは初手▲76角の紛れで、△68玉▲57角△59玉▲58飛の筋は、第一感詰み。9手詰と知っていたから打ち切ることはできたものの、手数を知らなければこの筋で追い回していたでしょう。一旦66飛と捨てて、93から角を打っておけば、今と同じ筋をやった時に57に角が成れるのであっさり詰ますことができるわけですが、初手▲76角が「いかにも」な手でこの手が正解であると疑わなかったため、時間を費やしてしまいました。タイトルの意味は考えても理解できませんでした。理解していないという事は、作者の主張を汲めていない可能性が非常に高いのですが、そうだとしても、自分の中では最高点の評価になりました。タイトルの意味を理解したらまた感動があるのかもしれませんね…。

soga
飛角の打ち替えがなかなか見えなかった。キレイな9手詰という印象。

本間瑞生
初手飛車捨てが見えにくかった。

梶谷和宏
初手65飛の誘惑が強烈だが、打ち歩詰めの形になり身動きが取れない。うまい構成です。

★初手65飛は57玉、93角、66歩合、同角成、68玉、57馬、同玉で打歩詰ですね。

竹野龍騎
65飛や76角から考えて悩む。大駒の紛れ豊富で解いて面白い。

nono_y
派手な大駒捨てが続くが、配置から見え見えの手ばかりでインパクトは薄い。

三輪勝昭
最後57角を馬にするマジックが面白い。
ただそれが成り行きの手で出来てしまうので、主張としては弱い。

★短評を見るに、成り行きで66飛~93角を指せた人はそんなに多くなさそうですが、次のような指摘も。

vvsd
73とや88香があるので、初手の駒捨てに抵抗感が薄い。

相馬慎一
88の香は効率的なのだが作意が見え易くなってしまっている。

★上部にと金が控えていたり、8筋を香が押さえていたりで、確かに大駒を失ってもいい安心感がありますね。

springs
揺るぎない手順。9三角は第一感だが、8四角が捨合で逃れるのが良い。

雲虚空
最遠打で打った93角を捨てる構成は気持ち良い。

いのてつ
93角の限定打を最後に捨てる手順構成に作者の創意を感じる。

山下誠
飛角が大きく動くダイナミックな作品は並べるのが快感。

虎野亜奈
大駒を活かした気持ち良い手順で普通に好きな作品です。

上谷直希
4枚の大駒を活用。ほのかに趣向的?

馬屋原剛
大駒の連続捨駒が気持ちいい。

太刀岡甫
大駒捨てを軸とした作品。玉移動は多いが、舞台が戻るのでそれほど気にならない。作者はnono_yさん。

まつきち
構想作のなかでは不利かもしれないがこういう手筋物は捨てがたい。詰め上がりもいい感じ。(56飛を16あたりに置くのはどうでしょうか?)

原田椅子
きれいな手筋物。

白木大輔
解きやすい作品で楽しめました。

園川
手触りがとてもいい感じ。

★飛角の打ち替えを置いても個々の手の味がよく、解いて気持ちのよい作品だったのではないでしょうか。


近藤郷8
nono_y2
NZ1
soga1
springs1

予想的中はなんと8/13!驚異の的中率のタネは、Twitterでの仄めかしだったようですが(笑)
[ 2020/02/29 20:00 ] 第5回裏短コン | TB(0) | CM(0)
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