25銀、イ 35角、A 44角、迄3手詰A 同香、同飛成、以下逃れ
イ 38飛成は45桂、迄
イ 他合は45桂、迄
誤2 無5 A16 B15 C5 平均2.31
初手は24玉を防いで25銀以外になく、ここでの応手が問題。
38飛成や35歩合などでは45桂迄駒が余ってしまう。
そこで35角合の逆王手で応じるが、攻方も44角
合の逆王手で返して幕というわけ。
本作は創棋会の課題「同種合2回以上」に応えたもの。
これが作品として優れているとは思えないが、課題に対する解答としては悪くないのではないかと思っている。
ちなみにこのようなジョーク作でも、35角合を中合で表現した点、王が最大限働いている点など、それなりに拘って作図している。だから認めろというわけではないが。
解答者は予想以上に本作に対して好意的で、短評には「"まさか"」や「(略)自分もこのような作品を作りたい。」など少し面映いものもあった。
「この課題でなければ入選は先ず不可能。しかしアイデアは良い」という短評くらいが作者の意図した理想だったが、中には易しい解答者もいるものだ。
勿論、「うーん。合駒と言えば、合駒だけど……。」という短評があったり、「何かのミス?」という短評があったりするのも当然で、次はもう少し真面目な作品を発表しようと思っている(笑)